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「決算すっきりシート®」はどう使うの?

「決算すっきりシート®」についての全般のご質問や、損益計算書・貸借対照表、キャッシュフロー計算書などについてよくいただくご質問への答えをまとめました。

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「決算すっきりシート®」 全般

「決算すっきりシート®」はどのような目的で作成されたのですか?
決算書は経営者の通信簿と言われますが、どこを見ればいいのかわかりにくいのが事実です。そこで決算書がすっきりわかる翻訳ツールを、と作成いたしました。
「決算すっきりシート®」で何かわかりますか?
3つの指標で会社の健康状態がわかります。
  • 「自己資本比率」を見ると、つぶれにくい企業かどうかがわかります。
  • 「経営安全率」で、利益面での業績の良し悪しがわかります。
  • 「自由資金比率©」で利益がキャッシュになりやすい体質かどうか、つまりキャッシュ面での業績の良し悪しがわかります。
なぜ3つの指標を「率(%)」で見るのですか?
会社の大小があるので、金額では比較ができません。その点「率」ですと業種・企業の規模に関係なく判断できるからです。
左上の表が入力シートと考えてよいですか?
その通りです。黄色の欄の19項目にご記入いただくと、他の項目が全て完成します。
「キャッシュフロー計算書」は、自動的に作成されるのですね?
その通りです。キャッシュの動きが3つの区分でわかるようになっています。フリーキャッシュフローがプラスになっているかどうかに注目してください。
「5期比較経営分析資料」とは何を表わしているのですか?
損益計算書の重要ポイントと経営安全率、貸借対照表の重要ポイントと自己資本比率、キャッシュフロー計算書の重要ポイントと自由資金比率©、この3つで決算書をすっきりわかっていただくための表です。これも自動計算で作成されます。
「黒字」「優良」の意味はなんですか?
税理士・公認会計士の全国ネットワーク「TKC全国会」がまとめた「TKC経営指標」があります。企業が税務署に提出する書類と連動しているため、日本で最も信憑性の高い中堅中小企業の決算書データベースと言われています。
「黒字」はTKC経営指標の黒字企業の平均です。「優良」は黒字の中で上位15%に入る企業のデータです。

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損益計算書

損益計算書を見るにあたって、一番大切な指標は何ですか?
経営安全率です。これは経常利益÷限界利益です。売上が何%落ちると損益トントンになるかがわかる比率で、業績の良し悪しがわかります。
限界利益とは何ですか?
売上から変動費を引いたものです。変動費とは売上に比例している費用です。小売・卸売業では売上原価、製造業では材料費・外注加工費が主なものです。
限界利益がどうなると業績の良い企業と言えるのですか?
50%以上で「理想」、15%以上で「優秀」と言えます。この15%以上がひとつの目安です。つまり売上が15%ダウンしても損益トントンということで、経営の安全率15%と読めるのです。

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貸借対照表

貸借対照表を見るにあたって一番大切な指標は何ですか?
自己資本比率です。自己資本÷総資本(他人資本+自己資本)で求められます。返済不要の資本(自己資本)が全体の資本調達の何%にになっているか、という比率です。
自己資本とは何ですか?
株主から払い込まれた資本(資本金と資本準備金)と税引き後の利益の蓄積(利益準備金と剰余金)です。
潰れにくい企業にするにはどんな指標をめざせばいいのですか?
自己資本比率に注目しましょう。70%以上になると理想企業、40%以上になると潰れにくい企業と言えます。
貸借対照表の中で、黄色で入力されない科目はどうなるのですか?
総資産を入力するので、自動的に「その他」に入ります。

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キャッシュフロー計算書

キャッシュフロー計算書で一番大切な指標は何ですか?
自由資金比率©が一番大切で、これはフリーキャッシュフロー÷自己資本増加額です。利益がキャッシュになりやすい資金体質になっているどうかがわかります。
フリーキャッシュフローとは何ですか?
「営業キャッシュフロー」に「投資キャッシュフロー」を足したものです。
自由資金比率©がどうなると利益がキャッシュになりやすい企業と言えるのですか?
自由資金比率©が100%以上になると「理想」、70%以上になると「優秀」となります。
なぜ自由資金比率©だけを5年平均で比較するのですか?
大きな投資は毎年あるものではありません。そこで最低5年のレンジで見て判断するべきだと考えています。

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