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入門編:決算書のポイントを駆け足でチェックしよう

3. 損益計算書ってどんなものなの?

損益計算書の基本的なしくみは、<稼ぎ-コスト=儲け>であり、これを個人の生活に置き換えると、給与明細表の<額面給料-税金・保険=手取り給料>と同じです。「儲け」は多いほどよく、会社も私生活も潤います。

損益計算書とは、「稼ぎ」から「コスト」を差し引いて「儲け」を導くものです。

あなたの生活に置き換えれば、給与明細表と賞与明細表を1年分集めたものです。親しい友人と給料の話になり、「私の月給は20万円」などと言うと、もの知り顔をして、「それは額面なの、手取りなの」と聞く人がいるでしょう。そう言われて改めて給与明細表をしげしげと見つめると、額面の給料からいろいろ差し引かれて、手取りの給料になっていることがわかります。

損益計算書の「稼ぎ」とは、額面の給料、額面のボーナスに当たります。毎日一所懸命働いて成果が上がれば、この金額は上がります。

そこから「コスト」を差し引きます。サラリーマンの場合、「稼ぎ」を生み出すために、モノを仕入れたり、人を雇ったりすることはないので、「コスト」とは、健康保険、雇用保険、年金、税金のことです。

これが額面の給料から天引きされ、手取りとなります。これが「儲け」です。儲けは多ければ多いほどすばらしいですね。

たとえば額面の給料が20万円で、社会保険と税金が4万円だとすると、手取りは16万円です。手取りを増やすためには、額面の給料がアップするか、保険と税金の支払い額が少なくなればいいのです。

つまり、「儲け」を増やすためには、「稼ぎ」を増やすか、「コスト」が下がればいいのです。サラリーマンの場合、額面の給料を、社会保険や税金が上回ることはありません。当たり前ですが、手取りはいつもプラスで、「利益」は常に出ているのです。でも、会社の場合は、「コスト」が「稼ぎ」を上回り、「儲け」がマイナスになることがあります。これを赤字といいます。反対に、「稼ぎ」が「コスト」を上回り、「儲け」がプラスになると黒字です。

日本の会社を見渡すと、赤字会社が圧倒的に多いのです。会社は放っておくと、すぐに赤字になってしまうものです。社長や上司は、このことに頭を痛めています。

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